ギター教室アカデミアでは、ギターショップではあまり販売されていないような、少し変わったギターやお宝ギターも多数所有しています。
このページでは、それらのギターの一部をご紹介します。
アンプとエフェクターなどを使って音を出すエレキギターに対して、ギターそのもので音を出すギターの中で、主にスチール弦のものを総称して、アコースティックギターと呼びます。
羊の腸を腸を細い紐状にしたものをガット(gut)と呼び、昔はギターを含む弦楽器の弦は、主に本物ガットで作られていたのですが、現在はほとんど本物のガットは使われません。
現在は、スチール弦のアコースティックギターに対し、スチールを使わない、ナイロンなど弦のギターがガットギターと呼ばれています。
主にクラシック音楽で使われ、ボサノヴァなどでもよく使われます。
アコースティックギターと比べますと、ボディーが一回り小さいものが多いです。
スチール弦のアコースティックギターの中で、形状がフラットトップ型のものを一般的にフォークギターと呼びます。
名前の通りフォークソングの伴奏として使われます。
余談ですが、最近またベルボトムジーンズが人気になっているとか。
流行は繰り返すものですね。
ポルトガル語では、一般的なギターはヴィオラ(viola)と呼ばれ、写真のようなポルトガルギターはギターラ(guitarra)と呼ばれます。
ポルトガルの民族歌謡であるファド(Fado)は、このポルトガルギターで演奏されます。
ファドでしばしば表現される切ない郷愁の感情は、特にサウダーデ(Saudade)と呼ばれ、民族歌謡の根底に流れています。
マカフェリ(Maccaferri)タイプのギターは、ジプシーやジャズの演奏に向いたギターです。
サウンドホールがDホールタイプのものとオーヴァルホールタイプのものがあり、写真のオーヴァルホールのギターは、セルマーギターと呼ばれることもあります。
リュートは、ギターの原形とも言える弦楽器です。
中世のアラビアで作られた、ウードという楽器がヨーロッパで発展したものが、リュートです。
リュートの柔らかい音色は、古典音楽の演奏によく似合います。